本棚の飾りの社史なら出版は不要です
企業は30周年や50周年や100周年と言った周年記念事業として、社史を編纂して出版される事が少なくありません。
企業は長く成長発展する事は難しく、それを達成して節目となる周年を迎えられた事は喜ばしい事です。
その喜びから、立派な社史を出そうと考えられる事は理解できます。
しかし貴重なお金を注ぎ込んで作成・配布しても、受け取った社員や関係者が本棚の飾りとするだけで、読まれる事がなければ全く意味がないと言えるでしょう。
読んでもらえる編纂をする事が重要なのです。
またそもそも、資金を投じて制作して配布する目的がどこにあるのか明確にして置く事が重要と言えます。
企業の歴史を、単に年表に沿って辿り、関連写真を載せている程度では意味がないのです。
こうしたものなら、もらった人はパラパラとページをめくって写真に目を通し、後は書棚の飾りとなるのが関の山と言えます。
社史を作成する目的は、起業からの歴史を辿る中で、創業者の想いや理念に込められた想いを知り、伝承する事だと言えるのです。
またその理念が形成されるまでの、死闘とも言える創業者や先輩たちの苦労のドラマが記されているなら、写真を眺めるだけでなく、内容・文章をしっかりと読んでもらえるはずです。
そのドラマの中に、感動すべき点があるなら、読んだ人は、何か大きな課題にぶつかった時、それを読み直してくれるでしょう。
これこそ費用を掛けて出版すべきものと言えるのです。
こうした編纂のあるべきポイントをしっかりと持ち、アドバイスしてくれる出版社から出す事が必要で、その代表的な会社として経験豊富な牧歌舎に相談されるのがお勧めです。